2007年11月13日

再び『秋の牢獄』恒川光太郎




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というわけで、あらためまして(笑)

恒川さんの第3作目にあたる新作。

『秋の牢獄』『神家没落』『幻は夜に成長する』の短編3話収録。

前2作を裏切らず、圧倒的描写力とその世界観はこの3作目でも健在。
たんたんとでも不気味な日常、何だかノスタルジックな異世界。
『秋の牢獄』はささやかながら希望があり、『神家没落』はニュートラルに落ち着くも、最後の『幻は夜に成長する』では破綻した禍々しさに向かう。とても美しく幻想的な描写なだけに驚愕。

個人的には『神家没落』が良かった。
ふと迷い込んでしまった家で翁の面をつけた爺さんに捕まって神の後継者にされてしまい、その家(=神の家)に囚われてしまう青年の話なんですけどね。
ふらっと異世界に入っちゃうあたりが2作目の『雷の季節の終わりに』の世界に通じるものがあるかと。

幻想小説好きな人ならぜひというか必ず読んでいただきたい作家さんですね(≧▽≦)ゞ
posted by 福来 at 18:04 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) |
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